愛知県は日本有数の「天然とらふぐ」の水揚げ量を誇っています。
平成15年の国内のとらふぐ漁獲量の約22%にあたる154tを水揚げしました。
さらに南知多町では、84tと県内の54%を占めています。なぜ、こんなにとらふぐが獲れるのか?というと、伊勢湾口はとらふぐの産卵場のひとつで、海底でふ化したとらふぐの稚魚は伊勢湾内で過ごします。
その後、成長したとらふぐは、黒潮を目指し、外海に出ます。
近年の海流の変化も伴い、渥美半島の沖合いは天然とらふぐの好漁場になっているのです。
現在、知多半島で延縄漁を行う漁船は約150隻。愛知県のとらふぐの漁獲量を支えています。